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コンセプト

- Concept -

私たちの商品で、
一人でも多くの命を助けたい

株式会社スギタは1936年創業の傘メーカーです。
次世代に向け、新しい傘のカタチや人の役に立つ商品の企画発案に注力してまいりました。

雨の日は交通事故が増えます。
警視庁の統計によると、雨の夜に起きた事故の死者数は、雨の昼間の事故の約3倍になると言われています。
悲しい事故を減らしたい、そんな想いで開発に取り組んだのが、全身反射ポンチョです。

現在、流通しているポンチョは、裾やロゴ部分など一部分にしか反射材がついておらず、正面からの光源でしか光って見えません。
自動車やバイクのヘッドライトが、たまたま反射材を照らしてくれれば良いのですが、歩行者の向きや体勢によっては全く見えないこともあります。
では、どうすればよいか?
ポンチョの全体が光れば、車やバイクに認知してもらえるのではないか。
弊社が開発した全身反射ポンチョは、生地のすべての面にドット状の反射材をプリントしています。
全身が光れば、どの部分に光が当たっても反射するので、車に歩行者の存在を認知してもらえます。
それによって、雨の夜の交通事故を減らせるのではないかと考えています。

防災避難着として

元々、交通事故防止のために取り組んでいた反射商品ですが、内閣府防災担当の特命大臣から
「防災に使えるのではないか、避難着として活用できないか。」との連絡をいただきました。

線状降水帯、ゲリラ豪雨、大型台風
内閣府は、【避難勧告】という言葉を廃止し、【避難指示】という強い言葉に変更したり、
【自助】や【共助】という言葉を強調しております。
この理由は、いつ起こるか分からない災害に対して、国が責任を持てないという意思表明です。
72時間と言われる生命のリミット内に、自衛隊を含む公助と呼ばれる大掛かりな救助は期待できません。
被災してからの直後は、地元の小規模な照明機材や機械などを駆使した地域防災が主体となります。
捜索機器の乏しい最中、サバイバルリミットの時間との戦いを繰り広げなくてはなりません。
だから、暗闇で懐中電灯でも容易に探せるこの全身反射ポンチョを着用していれば、小規模な捜索隊でも、
早期発見が可能になります。

今後は...

学校や老介護施設などのへの配備を進め、豪雨による洪水時の救助作業の一翼を担いたい…
小学校の制服への採用・交通安全協会の推奨を働きかけて雨の日の着用を推進させ、交通事を減らしたい…
私たちにしかできない方法で、一人でも多くの命を助けていきたいです。